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『意識学の夜明け』
風雲舎

ニューエイジ世界に飛び込んだ、サイエンティストの顛末記
 最先端科学技術の研究者である著者が、デビッド・ボームの「ホログラフィー 宇宙モデル」に出合ったことをきっかけに「あの世」の案内人となっていく様を、ある日見た目を伏線に、ドキュメンタリータッチで描く。
 ある日、ニューエイジの若者たちと出会い、講演を依頼されたことから彼らと奇妙な付き合いがはじまる。自ら努力することなく、自然の成りゆきに身を任せて生きる彼らの姿勢に、トップビジネスマンの彼は、始めは疑問を抱きながらも、やがて「宇宙からのメッセージに委ねて生きる彼らの世界に共感さえ覚えるようになる。そして彼らを「若者のニューエイジ」といい、セミナー等ビジネスがらみの「大人のニューエイジ」との間にある深い溝を指摘。
 講演会の当日、氏自ら「宇宙からのメッセージ」に導かれながら「マハーサマーディ研究会」を発足することになる、そのいきさつが語られる。一見矛盾する、精神世界と科学の道をともに歩んできた天外伺朗の足跡がたどれる必読の書。