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『「超能力」と「気」の謎に挑む』
講談社ブルーバックス

大胆な仮説で宇宙の仕組みに迫る
 サイエンティストの手によってはじまる謎解きの鍵は、ニューサイエンス、東洋哲学、深層心理学の接点にあった!
 本書で取りあげる「超能力」は、「透視」と「テレパシー」の2つ。「人間は、誰しも幼児期には超能力があるが、ほとんどの人は成長するとともに、それが失われていく」など14の仮説を軸に展開。最先端科学の研究者「D博士」が登場し、透視能力、テレパシーの通 信速度の実験結果を織り込みながら、「超能力」のバックグラウンドにひそむ宇宙の仕組みに肉薄していく。超能力現象の紹介にとどまらない興味深い内容である。
 世界で最初に科学的に超能力を解明しようとした、ライン博士の方法論も紹介。ニュートン力学以来の、近代科学では証明できない現象に取り組んできた科学者たちのようすも窺える。