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第13号
『運力とは』
天外 伺朗

(祥伝社黄金文庫)2010年

「運」のいい人悪い人はどこが違うのか?
人生を切り開き、智慧(ちえ)を磨く21の法則

       

◆まえがきより◆
人生は、まさにさまざま……光り輝く至福の一生もあれば、涙と怨みと愚痴にまみれたまま命が尽きる人もいます。本書では、その違いを「運力」というただひとつの指標で説明します。逆に、知識、学力などペーパーテストに結果が出るような能力は人生のグレード(等級)やクオリティー(質)には、ほとんど影響を及ぼしません。
たとえば、走力という能力なら、オリンピック選手は桁違いに速いし、文章力なら何億円と稼ぐ流行作家もいます。
運力も同じです。
人によってきわめて大きな差があり、それがそのまま、人生の差になっています。
運力は、一般的には「好運を呼ぶ力」と思われていますが、本書ではすこし変えて「自らの運命に対するマネジメント力」「不運のなかに好運を見出す力」などとていぎしています。
また、運命の基本的性質についても述べています。
周期性があること、ピークが高くなると、ボトムも深くなること。さらには、誰の目にも見える運命の流れ(内的運命)があること、などです。
それらは、私独自の見解ですが、「算命学」や『易経』などの古典や、いにしえの賢人たちの教えとの共通点もあります。
運力は鍛えれば、何歳からでも強化できます。
本書では、仏教やヒンズー教の教養、深層心理学、トランスパーソナル心理学などの知見を融合して、運力の強化法や、ボトムの対処法などを述べています。
運力の強化はお手軽にはできませんし、知識として知っただけでははだめで、長年の地道な努力が必要です。しかしながら、今日決心してスタートすれば、売り輝く人生に向かって、一歩一歩着実に歩いていけます。